なんで艶消しにしちゃうのさ?
ガンプラの作り方について入門書を開くと大体の場合、最後に艶消しコートをしましょうと書いてある程度には艶消し仕上げが主流だったりするんですが、そもそもなんで艶消しにしちゃうのよ?ってことについて考えていきます。
というわけで早速代表的なものをピックアップ
- スケール感を出すため
- 表面の粗を隠すため
- なんかカッコイイため
というわけでなんかいきなりオチが見えたような気がしますが、それぞれについて解説していきます。
スケール感を出すため
というわけでまず見ていただきたいのはコチラ、お台場にある実物大ユニコーンガンダムの足になります。
ちょっと日陰なので分かりにくいかもしれませんが、少なくとも私が普段作っているような完成品のような艶消しではないことがわかると思います。
特に白い部分は自動車のボディほどピカピカではないものの、軽く周りの風景が映り込む程度にはつやがあります。
こちらはユニコーンガンダムだとわかる程度まで引いてみたところです。
案外艶のない感じに見えるかと思います。
背景のビルなんかもそうなんですが、近くまで寄ると窓ガラス程ではないにせよ、外壁は意外と艶のある感じだったりします。
これはなぜかというと、距離が離れれば離れるほど間にある空気や塵で反射が抑えられるとかなんとかだそうで、
えーと、論より証拠ってことでそんな感じだそうです。
で、プラモに話を戻すとお手元のガンプラは大体が1/100とか1/144だったりするので、我々の目からモデルを見た場合、本来はその距離の100倍近く離れていると想定すると艶がないように見えるのが自然じゃない?
…みたいな感じだと思います!
表面の粗を隠すため
これは若干後ろ向きな理由ですが、割とそうも言ってられない程度にはウェイトは大きめです。
例えばこのデカールを貼ったパーツを例にすると、マークの周辺には少し余白が残っているのですが、艶消しクリアを吹いたことでほとんど目立たないようになっていると思います。
(拡大するとちょろっと見えるかも!)
また、ヤスリ傷やちょっとしたヒケなんかもパッと見目立たなくすることができたりするので、この程度なら艶消し吹いてカバーできるという基準を持っておくと手間が少し軽減できるかもしれません。
なんかカッコイイため
ということで最後にして最大の理由がコレです。
もっともらしいことも書きましたが、なんかパキッと艶消しになっているのってカッコイイじゃん?以外の理由はぶっちゃけいりません。
というか、主流とはいったものの結局は各人の好みで仕上げてしまうのがよろしいかと
例えばこのシナンジュ
思いっきり趣味に走ったキャンディ塗装の艶ありで、リアルかといわれれば目をそむけたくもなりますが、それは置いといてなんかショーカーみたいでカッコイイじゃないですか
それで十分です。
これは基本的には艶消しで、ブラックの箇所を光沢仕上げにしたものです。
なんかカーボンエアロみたいでカッコイイじゃないですか。
これも思い切り趣味に走ってますが、その分お気に入りの一体です。
逆に最近は車だってメーカーオプションで艶消しカラーがある時代です。
この色の車が走る姿は目を引くうえに最高にカッコよかったりします。
ということで本題からは少しズレてしまいましたが結局最後は好みです。
好きに仕上げちゃいましょう。