紫外線LEDでプラモを光らせたい!

カラオケボックスの壁とかでブラックライトを当てると絵が浮かび上がってくる、みたいなのを見たことがあると思うんですが、今回は紫外線LED(UV-LED)を使ってガンダムの目とかセンサーとかを光らせるやり方を紹介していこうと思います。

と言ってもやり方はとっても簡単で、蛍光塗料を塗って、ブラックライトやUV-LEDで紫外線を当ててやれば光るだけの話だったりするわけなんですけど、それじゃ記事になんないので少しだけバラして解説していきます。

そもそも紫外線って何だ?

我々の体内ではビタミンDの合成や、肌の日焼けの原因にもなり殺菌にも使われたりする紫外線ですが
そもそも紫外線ってのは光の一種だそうです。
もうちょっと掘り下げてみると、光というのは実は電磁波らしいんですね。
そんで電磁波ってことで波長の大きい小さいがあるわけなんですが、
同じ波である音が波長の短い音は高い音、長い音は低音、という風に我々の耳に聞こえるように
光は波長の長い光は赤色、波長の短い光は紫色として目で見ることができるそうです。
図で示すとこんな感じらしいです。

ここでドヤらせてもらうと、日光というのは様々な波長の光が入り混じっているらしく、
その光が空気中の水滴などで分解されて、虹という形で雨上がりなんかに見ることができるわけです。

ここから更に紫より波長が長くなると、もう目で捉えることのできない不可視光線になるようで、
勘のいい方はもうピンときたかもしれませんが、紫よりも外の波長の光ということで紫外線、
逆に赤よりも外の光を赤外線と、仕組みを知るとそのものズバリな名前だったわけですね。

この紫外線を蛍光物質に当てると可視光線を放つ性質があるようで、これを利用してプラモを光らせよう!というワケです。
ちなみになんで光るのかについては、Youtubeで良い感じに解説している動画があったので、気になる方はコチラをご覧ください。

私たち、輝きたい!

では実際に光らせるために必要なものをご紹介
光らせるために手っ取り早いのは蛍光塗料を使えばOKです。
蛍光塗料自体は特別なものではなく、値段も普通の塗料と同じなので塗りたい色をチョイスしましょう。
また、ガンプラのクリアパーツなどには蛍光物質が含まれているものがあって、そういうのは何もしなくてもブラックライトの光を当てるだけで発光します。

お次は紫外線を出す側で、ブラックライトというと真っ黒の蛍光灯みたいなやつを見たことがあるかもしれませんが、今はとても便利な時代になったもので、LEDから紫外線を出すことができるようです。
何なら100均に売ってました。

しかしこれはファンシーすぎないかね…

100均ながらも機能はバッチリ果たしてくれるようで、秘密の文章のやり取りをすることもできます。
俺、もうそこそこいい歳なんだけどなあ、とか我に返らないようにだけ注意しましょう。

あとはプラモを蛍光塗料で塗ってこの光を当ててやれば無事に目とかセンサーを発光させることができるわけです。

というわけで撮ってみたのがコチラ
ええと、言わんとしていることはなんとなく分かります。
目とかサーベルとか確かに光ってるけどコレジャナイって感じですよね。
ご覧の通り100均のUV-LEDではそもそも光が青っぽいし、カメラで撮ると思いっきり紫の光で照らされた状態になるようです。
ただ、こんなのでも作ったプラモに当てて光らせる分には意外と楽しかったりするので、手軽さも込みでこれはこれで十分アリなんじゃないかなと。
とはいえ、やっぱりせっかくならちゃんと写真に収めたいので、次回は紫っぽくならずに写真に収める方法を紹介しようと思います。