缶スプレーの塗料をエアブラシでも使いたい!

缶スプレーでしか出ていない色が意外とあるものでして、特にタミヤラッカーだと瓶入り塗料がリリースされたのはここ数年ということもあってまだ足りていないのが現状です。
とはいえ、やっぱり小回りの利くエアブラシで塗りたい!というのもまた事実でして、今回は缶スプレーの塗料をエアブラシで使う方法を紹介します。
まず用意するものはスプレー塗料、塗料を移すボトル、あとは普通のストローです。
ストローはコンビニでパック飲料を買うときにもらえるやつで十分ですが、蛇腹がついてて曲げられるものが何かと便利です。

手順は簡単で、まずストローを缶スプレーの吹き出し口に当てます。
特に隙間をテープで塞ぐ必要はないと思いますがしっかり指でおさえるように気を付けましょう。

あとはストローの先をボトルに向けてスプレーを発射するだけです。
このときストローを曲げて、噴き出した塗料が一旦ストローの内側に当たって垂れるようにするのがコツです。
間違ってもスプレー缶を直接瓶に向けて吹き付けてはいけません。
盛大に飛び散ります(一敗)。
あと、大前提となりますが換気の良いところで作業してください。

無事にボトルに塗料を移し終えたところ。
一度に移すのはボトルの容量の6分目くらいにしておいた方が無難です。
また、移したばかりの塗料にはスプレーから噴出するためのガス(ジメチルエーテル?)が溶けている状態なので炭酸水のような状態になっています。
調色スティックを突っ込んだだけでも盛大に噴き出すので、ふたを開けたまま換気のよいところに半日程度放置し、ガスが抜けたら作業完了です。
元々スプレーから吹き付け塗装するのに最適の濃度に希釈されているので、そのままエアブラシでも使えるのは嬉しいポイントかもしれません。