1/48 シナンジュ ヘッドディスプレイベース

月刊ガンダムエース2011年10月号付録のシナンジュ ヘッドディスプレイベースを制作しました。
シナンジュの特徴である曲線主体の造形や、金モールのエングレービングが1/48の大スケールで余すことなく再現されている良キットです。
普段はキャラクター性がボケる気がして頭部にあまりデカールを貼らないのですが、ここまで大スケールだと思い切って貼れるのが中々楽しかったです。

シナンジュを塗るにあたり、レッドはガイアカラーのスクーデリアロッソ(フェラーリのF1の色です)、ゴールドには同じくガイアカラーのスターブライドゴールドを使用しています。
両方ともかなり主張の激しい色ですが、艶消しで仕上げると印象がガラッと変わって上品な仕上がりになるようです。
また、袖付き所属のMSを作る際の課題となるエングレービングですが、このサイズならマスキングで…とも思ったのですが、やはり手間を考えてラッカー塗料でゴールドを塗装し、その上からエナメル塗料のブラックを吹き付け、乾燥後にふき取るオーソドックスな方法で仕上げました。


MGもそうなんですが、ややヘルメットが目深でカメラアイが見えにくくなっているのでヒサシを削ることも検討したのですが、折角このサイズなのでLEDを内蔵して光るようにしてみました。
結果、形状を生かしたまま鋭い目つきを表現できたかと思います。
ただし、その、いかんせんあんまり考えずに高輝度LEDって書いてあったやつを使ったせいか尋常じゃなく眩しい仕様になってしまいました。
直視できないレベルです、はい。

キットを組み立てただけの状態だとこんな感じになります。
赤一色なうえ、分割も最低限なのでしっかりマスキングをして塗り分けてやる必要がありますが、非常に素晴らしい造形なので頑張る価値はあると思います。
キット自体は雑誌の付録ということもあって、今となっては入手しにくいのですが、リサイクルショップを探すと比較的お手頃価格で手に入るようなので腕試しも兼ねて挑戦してみるのもいいかもしれません。