紫外線LEDでプラモ光らせつつ写真に収めたい!

今回は紫外線LEDを当てつつ、紫っぽくならないようにするにはどうしたらいいか?を考えていきたいと思います。

前回はUV-LEDでプラモを光らせるには何を用意すればいいかを簡単に紹介したんですが、いざ写真に収めると紫っぽく照らされてしまうのでどげんかしたいよね、ってところで終わりました。
ということで今回は紫外線LEDを当てつつ、紫っぽくならないようにするにはどうしたらいいか?を考えていきたいと思います。

そもそも何で紫っぽくなるの?

さて、まずはなんで紫っぽくなるのかってことなんですが
この写真にあるのは以前試しに買ってきたUV-LEDのデータシートで、これによるとピーク波長(W1)は385nmとあります。
で、そのピーク波長っていうのはこのLEDを光らせたときに一番出力が強くなる光の波長だそうです。
つまるところ、385nmの紫外線をモリモリ放ってくれるけど、他の波長の光も多少出ちゃいますよと
で、それが400nmを上回るものも出ちゃうので結果として紫色の光として目やカメラに見える…ってことなんじゃないでしょうか。
正直私もそういう教育は受けてないので、多分こういうことなんじゃないかなあ…って感じでぶっちゃけよく分かんないッス

ということで、そんならピーク波長が400より離れれば可視光線は減るんじゃね?という猿知恵に基づいて、より波長の短いUV-LEDを買ってみました。
何年か前に360近辺のものを買おうとしたら一個500円とかしたはずが、何があったのか一個30円とかになってたのでとりあえず20個ほど買ってみました。
こんだけ安ければ一個や二個壊したっててへぺろーで済むというものです。

ちなみに315~380nmの紫外線とUV-Aというカテゴリに分類されるそうで、これは日中に外で浴びることになる紫外線で、日サロマシーンから出てくる光もこれに当たるみたいです。
(使ったことないけど)
ここから更に短い280~315はUV-Bになり、日焼け止めを塗らずに海で調子こいたときに酷い目に遭うのはこの波長が原因だそうで
200~280のUV-Cは強い殺菌作用があるそうでここからはもう発がん性があるとかなんとかで…
怖!!!

ということでテスト点灯させてみたところです。
左から順に、100均の謎LED、370~380nm、360~370nmです。
こう見ると100均のやつは置いといて、ピーク波長が長い方は青白く、短い方はやや黄色がかかった光に見えますね。
これを使えば写真に写したときにも紫にならないんじゃないか?って気がするので早速試してみましょう。
つってもブレッドボードではさすがに使いにくいのでちゃんと基盤に取り付けていきます。

ところでこれやってるときに思いっきりこの光直視しちゃったんだけで大丈夫?
あとで急に視力悪くなったりしない?
ちょっとくらい平気平気!ってことで済ませて良い?

私たちの輝き

できました
本当は波長の短い方か長い方の片方か、もしくは両方光らせるーみたいなことを考えていたんですが、どうやら買うスイッチを間違えたみたいなのと、ぶっちゃけ途中でわけわかんなくなったので、もういっぱい光らせたらいいんじゃね?ってことで17連にしてみました。
3つ減ってる気がしますがまあそういうこともありまさあね。

あと、なんかそれっぽくできているように見えるかもしれませんが、裏側は素人目にもそりゃあーもうひどいもんなのでお見せすることはできません。

そして早速作った17連君で照らして撮ったところ
テスト点灯したときの印象通り、やや黄色かかった光ですが100均のUVLEDよりはちゃんとウイングガンダムの色で撮れていると思います。
この程度なら色調補正で十分に室内灯で照らしたときと同じ色味に修正できるハズなので、目論見としては成功と言えるんじゃないでしょうか!

ということで補正をかけてみました。
感じ方はそれぞれだと思いますが、中々悪くない感じになったんじゃないでしょうか!