MG 1/100 ウイングガンダムゼロ EW Ver.Ka

新機動戦記ガンダムW Endless Waltzより、ウイングガンダムゼロを制作しました。

キット内容は以前にリリースされたMGから実に16年の歳月を経て、最新の解釈で蘇った完全新規造形となっています。
ご覧の通り、造形はバツグンにカッコイイうえにデカールもバッチリ付属ということなしの内容なので、今回は好きな感じに塗って仕上げてみました。

基本的にはパーツ分割に合わせて塗装していますが、ブルーの箇所は好みでアレンジしています。(手甲、サイドスカートなど)
今回主に使用した塗料は以下の通りです。

  • ホワイト:クールホワイト(Mr)+バーチャロンカラー レディッシュウォームホワイト(G)+スーパーシェルホワイト(F)
  • ブルー(明):ダグラムカラー コバルトブルー(G)
  • ブルー(暗):フォーミュラフレンチブルー(Fi)
  • イエロー:バーチャロンカラー コーラルイエロー(G)+キアライエロー(Mr)
  • レッド:(色々混ぜてるので詳細不明です…)
  • 関節部(明):メタリックグレイ(T)+チタンゴールド(T)
  • 関節部(暗):ガンメタ(色々混ぜてるので詳細不明)
  • 艶消しコート:スーパースムースクリアー(Mr)

※(Mr)…GSIクレオス Mrカラー
(G)ガイアノーツ ガイアカラー 
(Fi)フィニッシャーズカラー
(T)タミヤカラー ラッカー塗料

デカールは付属のものを指示通り貼り付けています。
枚数はそれほどでもないのですが、貼り付け位置はかなりシビアなのでできる限り余白は切り取ってから貼り付けた方が良さそうです。
その他、SPコーティング版に付属していたデカールも使用して型番マークや、小羽根のコーション類を追加しています。
ちなみにその小羽根は念願のプラスチック成型となっていて何の気兼ねもなく塗装できます。

各部センサーは蛍光塗料で塗装してブラックライトで光らせることができるようにしてみました。

肩と副翼に合わせ目が出てしまうので処理しています。
肩は問題ないかと思われますが、翼は接続アームと小羽根を挟み込む必要があるのでちょっとだけ工夫が必要です。
今回はアームを塗装後、マスキングテープを貼って挟み込んでから合わせ目を消して塗装しています。
カバー状のパーツは後からでも取り付けられるので参考までに。

EW版のウイングゼロといえばのこのポーズ、肩関節を引き出すことで胴体ブロックがスライド、更にツインバスターライフルからピンを引き出すことで腕に固定することができ、しっかりと構えることができます。

ほぼ真正面で破綻なくライフルを構えられているのがわかると思います。
HGFAでは胴体ごと差し替えていたり、以前のMGでは肩を引き出しつつ胸のハッチにライフルを引っかけるなど色んな手で再現していた頃を思うと、本当にガンプラって進化したなぁ…と

近年追加されたシールドも見逃せないポイントです。
造形は基本的にプロトゼロのものと同一ですが、先端部分の伸縮と両サイドのノズル状のパーツがオミットされているようです。
盾自体は手甲にスライドさせるように取り付けるため塗装前にすり合わせをしておくと良さそうです。

このカットを見ただけでおお!と思ってしまう方は中々ウイングゼロに苦労させられてきたと存じます…
なんと先述したライフルのピンを使うことで片手でツインバスターライフルを保持することができます。
更に陰になってしまっていますがシールドも取り付けたまま腕を上げることができると、いやもうなんていうか…
これが令和のキットなんですね…

勿論分割したライフルはピンなしでもしっかり保持することができます。
ただし、手首のボールジョイントがKPSとなっているので微調整した方が良いかもしれません。

近年追加されたネオバード形態へも変形することができます。
基本的には体を畳んで盾を被るだけですが中々どうしてまとまりの良い感じかと。
あと、この機構があるということはウイングガンダムEWも出せるよねーって期待しちゃいます。

股関節は引き出すことで可動範囲を広げることができ、コミックスのイラストにあったような膝立ちをこなすことができます。
スラッとした出で立ちなのでこういうポーズも絵になって良い感じです。

プロトゼロと並べて
この二機を並べたくて若干急ぎ足になりながらも制作したので感慨深いものがあります。