MG 1/100 サザビー Ver.Ka

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより、サザビーを制作しました。

あのシャアが最後に乗った機体ということで、箱も値段も大ボリュームのキットですが割と張り切って作っています。

メーカーバンダイ
スケール1/100
シリーズマスターグレード
キット名サザビー Ver.Ka



使用した塗料は下記の通りです。
カトキハジメ氏の描き下ろし画稿では3色のレッドで構成されているのですが、今回は以前作ったνガンダムと合わせる意味もあって、アニメ作中準拠の2色のレッドにアレンジしています。
明るいレッドはフェラーリ用の赤をそのまま使い、淡い赤はシャアザクのレッドを意識して調整してみました。

  • レッド(淡):マスオレッド (G) + GXクリアルージュ(Mr)
  • レッド(明):スクーデリアロッソ’17(G)
  • イエロー:バーチャロンカラー コーラルイエロー(G)+キアライエロー(Mr)
  • ブラック:ウィノーブラック(G)
  • 武器,一部メカ色:グラファイトブラック(Mr)
  • 武器:ブライトガンメタ(T)
  • 関節部(明):ガンメタル(T)+チタンゴールド(T)+フラットベース(T)
  • 関節部(暗):ガンメタ(色々混ぜてるので詳細不明)
  • 艶消しコート:スーパースムースクリアー(Mr)

※(Mr)…GSIクレオス Mrカラー
(G)ガイアノーツ ガイアカラー
(Fi)フィニッシャーズカラー 
(T)タミヤカラー ラッカー塗料



このキットのウリの一つである装甲展開ギミックも一応残していますが、塗装の剥がれが怖いので一部だけ開いて撮影しています。
これだけでもヒヤヒヤするので恐らく二度とやりません。

デカールについては付属のものをそのまま使用しています。

ビームショットライフルは目立たない箇所ながらも一部合わせ目が出るのでチマチマと消しています。
その際、赤いパイプ状のパーツは真ん中でカットして後ハメ加工しています。
あとは銃口に余っていたメタルパーツを埋め込んだ程度ですね。

サザビーが持つと普通サイズに思える武器ですが、ギラズールが装備したときには抱えるようにして持っていたことからも分かる様に、これ結構デカいです…

発売当時はここで拾ってくるか!と驚いたロングライフルです。
合わせ目を消したのと一部配色を変えた以外はストレートに作っています。
この武器に関してはトリガーを握って構えるより、ハンドル掴んで一歩踏み出してる姿の方をよく見る気がします…

ビームサーベルの刃などは蛍光グリーンなどでグラデーション塗装を入れています。

ビームソードアックスは分割して二本の剣にしたり、繋げたまま180度開くことでナギナタモードにする新解釈のギミック付き…なんですが袖口が突き出ているデザインで、柄が干渉してあんましカッコよく構えられないのがちょっと残念ですね。

ビームサーベルは袖口に収納するので、パーティングラインを消すついでに全面にヤスリを当てて塗装の剥がれ対策をしています。
塗る前に収納したときに振ると取り出せるくらいが目安かと

サザビー作るうえでの憂鬱ポイントその1のファンネル*6は意外とサックリ仕上がりました。
νガンダムのフィンファンネルと比べるとパーツも小さいし、デカールも少ないからっすかねえ…
また、νガンダムと違ってファンネルを浮かせて飾るスタンド的なのは付属しないので、意外と持て余しがちかも
一応、別売りでナイチンゲールと共用のエフェクトセット(1800円)もあるので、折角だし揃えるかと調べたらプレ値ついて6000円近くになってました。
うん、その金で別のMG買うっつーの。

斜め下から
装甲の内側から覗くバーニアは内側の黄色い部分までパーツ分けされているのでとても楽ちんです。
ただし、数が多いのでどのバーニアがどこに付くのかを判別できるように作業すると良い感じだと思います。

あと、バックパックから伸びるプロペラントタンクは説明書通りに組むと長すぎる気がしたので、一節減らしてアニメ作中の印象に近づけてみました。

縁のあるようで実は他人というシナンジュと並べるとこんな感じ。
ちなみに明るいレッドは同じフェラーリレッドで塗ってたり…

しかしシナンジュも大概デカいはずなのにサザビーと並べたら普通サイズに見えますね。

あと、今回サザビーを作るにあたって一部手を入れた個所についてちょろっとメモを残したのでぜひご覧ください。
(↓の青いタブをクリックすると開きます。)

まず、ここはどうにかしようと思ってたポイントで、キットのままだと胸の装甲がにゃんちゅう(NHK教育のやつね!)を連想してしまうので、スリットとモールドを埋めてフラットにしておきます。

膝の裏の外装は設定にない分割線が出るので、接着後した後に分割位置を変更しています。
(上がキットのまま、下が加工した後)
元あるモールドをケガいたあとにエナメル溶剤を流し込んでソイヤッ!すると結構簡単に割れてくれますぜ。

サザビー作るにうえでの憂鬱ポイントその2は意外なことに肩の外装で、モールドがやたらとフワッとしてるんですよね…
設定画を見ると、パーティングラインっぽいのはモールドみたいなんですが、そうなると整えるのはかなり厄介(っていうかやりかた知らんっ)ので、上半分は諦めて均しています。
そんで下半分は頑張って一段下がった感じを出していきます。

写真でいうと右側はキットのまま
左側は観念して加工始めた初日の状態です。

加工を始めて二日目くらいの状態です。
真ん中のモールドもダルダルなので1ミリのラインチゼルで掘ってるんですが、こんな太いモールドあんまりやったことないのでガッタガタですね…
ここも含めて削ってサフ吹いて瞬着盛って削ってサフ吹いて…の繰り返しです。
ぶっちゃけここが一番時間かかったというか、本体の外装では最後の最後まで塗装できなかったパーツです。
その成果は完成写真で改めて確認して頂ければ幸いです。

というわけでサザビーでした。

いつかちゃんと作ろうと思っていたものの、値段やボリューム的な面で後回しになっていたんですが、今まで全身真っ赤のシナンジュも作ったし、デカくてファンネルが地獄なνガンダムも作ったし、なによりPGユニコーンだって作ってきたし!ってのが自信になって、案外サックリ作ることができました。
(肩の外装を除いてね!!!)
お陰でνガンダムと並べて感慨に浸ることもできるしプラモ続けて良かったなあ、と
そんな感じです、はい