MG 1/100 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ Ver.Ka

機動戦士ガンダムユニコーンより、クライマックスで見せた覚醒状態のバンシィを制作しました。
今回はメタリックやクリア素材に依らないサイコフレームの発光表現をコンセプトに塗装しています。

メーカーバンダイ
スケール1/100
シリーズマスターグレード
キット名ユニコーンガンダム2号機 バンシィ Ver.Ka

実に13年前のキットがベースとなるバンシィですが、今作っても全く遜色のない傑作キットです。
ver.KaではOVA版で追加されたアームドアーマーが省かれたプレーンな構成となっていますが、胸元の補修された襟パーツはそのまま付属するのでちょっとお得な感じです。
また、ver.Kaならではのデカールがしっかり付属するのが見逃せないポイントですね。
ただし、傑作キットとはいえ経年によるものか、パーツが歪んでいるものがあるのでしっかりヤスリを当てて成型しました。
複雑な面構成のデザインなので、しっかり平面を出してやるとひと際カッチリとした印象に仕上がります。

使用した塗料は下記の通りです。
バンシィのキットは大体が紺色で成型されているのですが、イメージではやはり黒いユニコーンということで暗めのカラーに調整しています。

  • ダークブルー:バーチャロンカラー マーズダークブルー(G) + ネービーブルー(Mr) + レッド(Mr)
  • ブラック:ウィノーブラック(Mr)
  • ゴールド:スーパーゴールド2(G)
  • 関節部(明):メタリックグレイ(T)+チタンゴールド(T)
  • 関節部(暗):ガンメタ(色々混ぜてるので詳細不明)
  • 艶消しコート:スーパースムースクリアー(Mr)

※(Mr)…GSIクレオス Mrカラー
(G)…ガイアノーツ ガイアカラー
(Fi)…フィニッシャーズカラー 
(T)…タミヤカラー ラッカー塗料

サイコフレームはメタリックやクリア素材で発光表現するのが主流ですが、アニメ本編のように塗ってやれば十分光って見えるのでは?ということで、冒頭にもある通り塗装による表現を目指していきます。
まずはファンデーションブルー+ファンデーショングリーン+クールホワイトで薄いグリーンでパーツを塗りつぶします。
お次は、蛍光グリーン+蛍光ブルー+スーパークリアをパーツのモールドにそって書き込むように吹き付けたあと、全体を軽く濡らすように吹き付け。といった手順で塗っていきます。

塗装したパーツを組み上げているところ
パーツ単体だとミントグリーンすぎやしないか…?と不安になるんですが、中々どうしてそれっぽくなって一安心です。
加えてバンシィ自体が暗い色なのでより光って見えるんじゃないかなと思います。

ネオジオング戦で破損した頭部バルカンはリューターで抉ったあと、ナイフでヒビが入ったようなモールドを入れて整形。
外装色を塗装したあとにチタンシルバーを軽く塗り、ウェザリングマスターで煤けた感じにして表現しています。

クシャトリヤ戦で喪失した右足は膝フレームをペンチで千切ったあとにそれらしく接着し直しています。
足のフレームごともげるダメージなので大きくひしゃげた感じにしてやりました。
外装部分も同じくナイフでヒビが入ったようなモールドを掘っています。
サイコフレームはダメージが入っていないのがポイントです。