MG 1/100 ダブルオークアンタ

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-より、ダブルオークアンタを制作しました。

今回は、劇場版公開から2か月ちょっとでリリースされたMGを現在最新のデザインであるメタルビルドに寄せていくことをコンセプトに、各部を改修しています。

メーカーバンダイ
スケール1/100
シリーズマスターグレード
キット名ダブルオークアンタ



使用した塗料は下記の通りです。
メタルビルド風のカラーリングは先日作ったエクシアR3が良好だったので基本的にそれに準じています。

  • ホワイト:スーパーシェルホワイト(Fi)
  • ブルー:ダグラムカラー コバルトブルー(G) + 色の源 マゼンタ(Mr)
  • イエロー:バーチャロンカラー コーラルイエロー(G)+キアライエロー(Mr)
  • レッド:(色々混ぜてるので詳細不明です…)
  • ブラック(武器など):グラファイトブラック(G)
  • 関節部(明):メタリックグレイ(T)+チタンゴールド(T)
  • 関節部(暗):ガンメタ(色々混ぜてるので詳細不明)
  • 艶消しコート:スーパースムースクリアー(Mr)

※(Mr)…GSIクレオス Mrカラー
(G)ガイアノーツ ガイアカラー 
(T)タミヤカラー ラッカー塗料

メタルビルドに寄せていくという大風呂敷を広げたものの、実はそこまで変わっているわけではない感じだったりします。
モールドを追加したり、あとはエッジがタルい部分をシャープに整形したり、地味な作業の積み重ねですね…
あと、角はフルセイバーに付属の新規パーツを使用しています。
ランナー単位とはいえ、部品注文がネットで行えるようになったので早速活用して調達しました。


下半身も例によってメタルビルドをお手本にディテールを追加していきます。
膝にはスリット状のモールドが追加されているので開口。
ふくらはぎ周りは新たにフレーム状のパーツが追加されているので、簡易的ではありますがプラ板で再現してみました。
とはいえ、何せこういうことはあんまりやったことないので見た目以上に大変でした…

あと、サイドスカートも全く形状が違うのですが、MGダブルオーライザーのものがドンピシャなのでそっくりそのまま流用しました。
ええ、どうせそのうちダブルオーライザーも作りたくなるハズなのでキットごと買ってきましたとも。

ソードビットは青い部分が整形の都合上かエッジがダルいのでしっかりとペーパーを当てて平面を出していきます。
クリアグリーンの刃部分はキットのままでも十分にシャープなので、パーティングラインを処理したのみです。
また、Cビットはシールドとの接続部分が壊れやすいのでやや緩めに調整しておきました。
シールドは特にいじっていませんが可動部が多いので塗装が剥がれないように祈りを込めてペーパーを当てていきます。

GNソードⅤとソードビットを合体させたバスターライフルモードも問題なく再現できます。
…とはいえ塗装の剥がれが怖いのであんまりやりたくはないですね、ハイ

バスターソードモードはメタルビルド版の追加ギミックを取り入れ、Cビットを更に変形できるようにしてみました。
これは是非取り入れたかったギミックなので、塗装前に何度も合体分解を繰り返して調整しました。


折角なのでクアンタムバースト時や、ゲームなどで披露したソードビットを円環状に展開できるスタンドを用意してみました。
といっても、RGストライクフリーダム用のドラグーン用のスタンドをそのまま流用したのみです。
余ってたからいいようなものの、今から入手しようとすると大変なのでラッキーでしたね。

支柱を伸ばすと攻撃態勢っぽくもできます。
なんていうかアレですね、サメキャンですねコレ。


あと、パイロットフィギュアも作っておきました。
映画のポスターっぽく飾れるようにポーズを変更しています。

無加工のものと比べるとこんな感じ。
幸いなことにポスターの絵と同じく、右手にメットを持っているので、あとは腕や胴体をカットして角度を変えて再接着や、膝や肘は切れ込みを入れた後にひん曲げてポーズを変更していきます。
あと、ちょっと振り向いてる感じにしたいので首もカットしたんですがその際、罪悪感がハンパなかったです…
塗装は1/100となるともうこれが限界です。
パッと見で刹那に見えたらOK!ということで、これでもう勘弁してください。

3年くらい前に作ったフルセイバーと並べるとこんな感じ
MGクアンタがそもそも優秀なキットなのでパッと見はそんなに変わらない気がします。
…でもそれだと悲しいので良くなったと思いたい!

というわけでダブルオークアンタでした。
気軽にポンと買えないメタルビルドなので、いっそプラモを寄せたらいいじゃん!という構想は前からありつつ、中々実行する機会が無かったんですが、今回はある程度達成できたような気がします。
私自身、ダブルオー好きというのもあるので、エクシアやダブルオーライザーもそのうち同じコンセプトで作れたらいいなーと思います。

あと、今回は制作メモを↓の青いタブ内に書いてみました。
紹介しきれなかった細かい加工もあるので、よろしければご覧ください。

ところでいつもと雰囲気を変えてみようと白背景で撮ったらなんか違う…てなったんですけど、どうなんすかねコレ

まず、作るにあたって設定画のコピーにメタルビルド版のディテールを書き込んでいきます。
できるできないは置いといて、取り敢えず何をやらねばならんのかを明確にしておきます。

ちなみに横に転がっているクアンタはクローゼットから出てきた、こっちに引っ越してきた頃にパチ組みしたもので、iPhoneのアルバムを見るとなんと5年前に作ったものになるようです…
一応これをベースに作るつもりで、予備として新品のMGクアンタも買っておいたのですが、結局使わず終いでした。

肩の部品はパネルラインが地味ながらもガラッと変わっているので既存モールドを埋めたり掘ったりで再現していきます。
二の腕の白いパーツもモールドが追加されているのでそれっぽく掘ってみましたが、これがまた前後に2か所、それを左右で二つ掘るのが大変でした…
ひたすらミスって埋めて掘り直しての繰り返しです。

膝にもスリット状のモールドを追加しています。
ここは膝を曲げるとフレームに連動して可動する部分なので、閉じたときだけあってればいいというものでもなく…
掘ってフレームに取り付けてチェックしての繰り返しです。
でもその甲斐あってか、↑の写真でもあるように曲げたときのかみ合わせが心地よい感じにできたんじゃないかと
いや、地味ですけどね!

一番大変だったのが脛~ふくらはぎの加工です。
まず脹脛から伸びるフレーム状のパーツを4本切り出すのが地味に大変で、それを貼り付けて前後の外装がピタッとハマる様に調整するのが大変でした…
なんかこう、板金屋さんって大変だなあってしみじみ思いながら合わせてました。
そして大変な割にすごい地味っていうね!

主な加工を終えて組み上げたところ
ちなみにとりあえずディテールを追加しただけで、ここから更に曲がっているモールドや浮いているモールドを馴染ませるべく調整していく必要があります。
平たく言うとここから更に地味な作業が続くわけです…

一気に進んで本体部分の塗装を終えたところ。
なんというか、サフ状態で長いこと弄っていると完成すんのかコレ…?って不安になるので、ある程度仕上がったら塗装して組み上げていきました。
この時点ではアンテナがMGクアンタ付属のものだったり、センサー状のモールド(凹んでるところの緑のやつ)がまだ貼っていなかったりと地味に完成状態と違っていたりします。